ケイズファームの日記

京都市の里山暮らし

七面鳥、孵化、雛ハウス (思ったこと)

七面鳥、孵化、雛ハウス (思ったこと)

 

前回のエントリーとは変わって、若干説教臭い内容です。

七面鳥の孵化に挑戦する、と決めてから卵の孵化について調べまくりました。

ブログや動画は海外のものも含めてシラミツブシ。

(実際は七面鳥に関する情報が少なかったので、ニワトリの孵化を参考にすることになりました)

 

月並みですが、これから孵化に挑戦する人は是非しっかりと学習してから取り組んで欲しいと思います。

孵化に失敗する → 卵が死ぬ ということですから。

 

以下孵化に関するポイントなど箇条書き

 

【孵化器】

・孵化器をよーく調べる 自動転卵機能付きを買うのが基本です

・孵化器の中でも温度の偏りが出るので、事前に温度計を置いて調べまくること

本体についている温度計はあまり精度がよくない上、ヒーター位置によって機械内部の温度も変わる。39度以上で卵は死んでしまうというのが通説なので注意。

・転卵は、初期段階は3~6時間に一回が目安なのでやはり自動機能がないと大変

・孵化器は出来るだけ開けないようにする、開ける時は素早く丁寧に作業する

・温度が下がらないための工夫をする → 外側を箱で覆う、水を入れる時もぬるま湯にする等

 

【転卵】

・転卵は静かに、少し角度を変えるだけで大丈夫。卵の鈍い側がやや上を向くようにしたいので自動機能の他、気づいた時に手で角度調整をした

・発生初期以降は転卵頻度を下げても良いそうですが、自動なら特に気にしなくて良い

 

 

【検卵】

・検卵の頻度に気をつけてください。発生確認の7日目と転卵中止の孵化3日前の2回が理想。 それ以外はリスクを上げるだけなので不要

・検卵時に卵を振ったりしないでください。手も温めた方が良い。写真撮ろうとして卵を冷やしたりしないように

・孵化3日前の検卵で、見込みがないと思われる卵は孵化器から外す。そのまま入れて暖めると破裂して雑菌だらけになるそうです

・孵化3日前からは孵化器を開けないこと、湿度を70%ほどに高くする。とにかくそのまま孵化日まで放置、見てても意味ないし、余計な振動も与えないこと

 

【孵化日】

・卵に一箇所割れが発生する(嘴打ち)、そこから横に割れが広がってやがて孵化する。最初の割れが発生して24時間くらいかかることもあるので辛抱強く待ちましょう。とにかく何もしないことです

・生まれた雛はそのまま孵化器に入れておいて羽を乾かします。24時間くらい入れても全然平気で、2日ほど飲み食いしなくても大丈夫らしい(孵化器に適切な温度と湿度があるからだと思います)。

・割れが発生しているのに生まれてこない場合は悩みますが、基本的には放置が良いでしょう。人が殻を取ると未熟な状態で生まれたり、ショックで死んだりする

・とにかく、孵化の様子を見たいから、と孵化器を開けないこと。孵化段階の卵は非常に繊細らしく、湿度が下がると失敗のリスクが上がります。孵化器を開けると同時にぬるま湯を入れたスプレーを撒く手法を見かけましたが...

なんとも言えません、せめて卵に当たらないようにしましょう

 

こんなところでしょうか。

長い期間を経て生まれたヒヨコちゃん、かわいいのはわかりますが、触り過ぎないようにしましょう。 

 

あとは正攻法ではなくて驚いた情報、おすすめするわけではないのでよく調べてから自己責任でお願いします。

・湿度を低くキープするドライハッチという手法がある、孵化3日前からは通常通り高湿度に。孵化率が高いらしい

・卵を温めている期間中も、検卵などで多少冷えても問題なし → 野生の場合も親が餌食べに行ったりするから、という理由

・孵化直前の卵に微小な穴を開ける → 窒息防止らしいが怖すぎる

・卵に番号を書いたり方向を把握するために印をすることが多いが、インクはダメ、鉛筆はセーフ? 私はペンで印をしてしまい反省したが、無事生まれた。余計なリスクはカットしたいので次回はインク不使用、転卵用のマークも不要だった

 

以上です。