チェーンソー修理 イグニッションコイル交換
今年はチェーンソー修理が多かった、20台は直したんじゃないかな?
たぶん分解なら100回くらいしてるべ。
なので、普通の修理なら別に記事にしないんですけど、今日はちょっと変わった修理になりました。
患者はこの子、共立エコー341EVL。
昨日届いて全体を掃除して動作確認。火花が飛ばない。あちゃー。
「圧縮がない」と「火花が飛ばない」は買っちゃいけない症状のツートップです。
そうならそうと書いておいて欲しいもんです、全く。
火花が飛ばないと言っても配線不良なら楽勝なんですが、イグニッションコイルの故障、これが最悪。
↑ この灰色の部品。
ネジの取り付け位置が機体によって違うので替えが見つからないんですよね。運良く見つけても高いし。
↓ この赤丸の位置に付いていました。
手元に別のチェーンソーを直した時に予備で買っておいた中国製イグニッションコイルがある。
わりとそのままいけそうなので付けてみた。
赤丸2つの隙間がわかりますでしょうか、これが円盤キワキワまで近づかないとプラグから力強い火花が飛ばないんです。写真では良さそうに見えますが、これでは開きすぎ。
それでも確認してみたらプラグからわずかに火花が飛びます。
これで動いてくれたらラッキー、と試しに始動してみた所、ちょっとだけエンジン回りますがやはり止まります。
1ミリほどの隙間を調整するべく、取り付け用のステーを作ります。
どこのご家庭にもあるアルミ板5mmを切り出して...
ドリルで穴を開けて、取り付け位置を確認。
危ないバリは落として、手持ちのコイルが合うように形をならします(かなり面倒でした)
配線も直して、とりあえず取り付け、コイルの形状が微妙でネジと緩衝します 笑。
とりあえず動作確認したところ快調に動きました。
とりあえずこのコイルで問題なく動くことがわかったので、あとはステーの形状を見直してしっかりコイルを固定して完了です。
こういう適当な修理しちゃうと売る時に気を使って面倒です。
自分用に置いとくのも手ですが...あんまり好きな機体じゃないなコレ 笑
おしまい