ケイズファームの日記

京都市の里山暮らし

ディーゼル耕運機いじり ラジエーター編

購入したスズエのディーゼル耕運機ですが、早速畑を耕してみることに。

 

感想は...まぁ以前の耕運機よりはパワーアップしたよと言う感じ。

ただ雑草を巻き込むので頻繁に詰まりを取ってやらないといけない。最初などは巻き込みに気づかず、ガチガチに詰まってしまって、ほどくのに30分くらい格闘することになった。

 

詰まる前に取れば良いのでしょうが...道具というのは使い方を理解しないとダメ、ということですね。

 

さて、エンジン自体は調子が良いので、バリバリ耕していたところ、なんとラジエーターから沸騰した水が噴き出してきました! これは怖い。

すぐにエンジン止めて冷ましてから蓋を開けてみると、その蓋の内側のゴムのパッキンがもう限界だったようです。(ラジエーターキャップって大事な部品らしくただの蓋ではないらしい)

とはいえ、蓋の不備だけで沸騰したとは思えないので、ラジエーターを掃除することに。

 

ご存知でしょうが、ラジエーターはエンジンを冷却する装置で、車についていますよね?

え、知らない? そりゃイカンよ。

 

LLC(ロングライフクーラント)という液体と普通の水を混ぜて、たっぷりラジエーターに入れておくと、エンジンのあちこちを循環し、エンジンの温度を下げる。

↑ 知り合いはクーラント使わず水だけ入れていたら冬に凍結してラジエーターが破裂したそうなので、必ずクーラント入れてください。

 

戻ってくる冷却水は当然熱くなっているので、ラジエーターは水を冷やす役目も果たさないといけないわけ、だからメッシュ状の見た目になっていて、ファンから送られる風で上手に放熱できるようになっています。

 

つまり放熱できないと、エンジンが熱くなりすぎます。

 

ラジエーターを触るのは初めて、とりあえず外から触れる部分のドロを落として目詰まりを解消する。

 

せっかくなので水くらい交換してみよう。

ドレンコックがありましたがひねっても何も出て来ない、中で固着していたようなので針金でガスガスついてみると、ドバッと黒い水が出てくる(ドン引きです)。

 

↓ ドレンコック

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とにかく排水はOK。

 

次に中も洗浄しておきたいところ、しかしどうやって?

とりあえず水を何回も入れ替えてみる。先ほどのドレンコックから番線突っ込んでガスガスやると黒い汚れが出るわ出るわ。

 

透明な水が出てくるようなりましたが、不安になってきました。

コレ中身相当やばいんじゃね?番線ガスガスしたって出口しか掃除できないし、冷却水の経路が詰まってたらどうしたら?

 

ネットで検索したら洗浄方法が沢山でてきました。

専用の溶剤は入手に時間かかりそうなので、重曹と酢で洗浄することにしました。

あんまり効果はない、という声もありましたが、まぁ材料も揃っていたので。

 

試した手順:

ラジエーターに水を入れる → 重曹ばさばさ入れる → しばらくエンジンかけて水温を上げる → 酢を足すと反応が始まる → またエンジン回して洗浄を試みる → 冷めたら排水 → 水道水で洗い流す

 

こんな感じです。

うーん、効果はわからないな。逆に内部のパーツを痛めないか心配になりました。

 

ヤケになって、キャップから見える穴に細めの番線を突き刺してみる。

どこまで入るかな~とやっていると、穴によって深さが違う。

アレ? これもしかして...ガスガスガス!とやってみるとズコっと開通しました。

 

やっぱり物理最強です。でもキャップから触れる穴なんて数が知れてるんだよなぁ。

 

これ以上は専用の溶剤でも使わないと仕方ないので、ほどほどにして冷却水を作って戻しておきました。

元よりはそこそこ綺麗になったと思いますし、稼働時間に気をつければ大丈夫でしょう。

 

以上、ラジエーターに触ってみた編でした。

 

↓ 後日キャップも新しくしました。

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結局、専用の洗浄剤も買って使いました。苦笑