また草刈機の修理モノです。
実は分解した時にピストンリングというものを破損してしまったのです。
見た目、視力検査のCマークのようなただの硬いワッカなので、まぁ買えばえーやろ、くらいに思っていたのですが、これが大間違い。
エンジンにとって重要なこのパーツは入手し辛らく、少しのサイズ違いでうまく動作しないデリケートなもの。実際サイズを測って、えいや、と買ったピストンリングは、はめてみると大きすぎて明らかにダメ、無駄金を使ってしまいました(おひとつ800円なり!)。
次はサイズはもちろん、排気量で検索をかけて、なんと中国よりお取り寄せしました(大丈夫かいな)。
↓ こちら。
8個買いましたからね 笑。
交換し放題です。
実際はめてみるとドンピシャ。黒い方です。
エンジンオイルをぬりぬりしながら取り付けます。
まー品質は不明なので、とりあえず動いてくれたら良しとしよう。
これのせいで本格的に壊れたらどうしようと思いつつ組み上げる。
で、早速始動しようとしたら...ダメなわけです。
ってかピストンリングうんぬんではなく、ポンプを押しても燃料が上がってこない!
↓ ポンプの中がまったくのカラです。
面倒だな~と、キャブレターを清掃し。再度トライしてもダメ。
ありゃ?
これはもしかしてフィルターかな?
で、ホースやフィルターを掃除してもダメ。
わざわざ別の草刈機のフィルターを外して移植してもダメ。
なんじゃこりゃ!
ポンプは見た感じ大丈夫だけどなー、割れてたらおバカでも気づくっつーの。
で、ポンプをしつこくペコペコしてたら、ピキっと底が割れました。
なんじゃそりゃ!!
どうやら細かくヒビがいってたようです、もーいや。
せっかくピストンリング取り付けたので、動作確認をしないと気持ちが悪い。
コメリに行って買いました。
取り寄せではなく店で買えるのは嬉しいんですけどね、これ700円以上ですよ、高すぎ。
しかも取り付けてみると、どーもキャブレターに合っていない。
フチが厚くて締めこみがいつもの感じと違う。
で案の上、燃料を吸い上げないわけ。こんなコトあるのかよぅ!?
以前も同じようにポンプ買って交換したんですけどね、メーカーが変わったのか?
さっきフィルターを移植した草刈機のキャブを外してポンプを交換。
幸いこちらの機体はぶ厚いポンプも取り付け可能だった。
そして移植も成功。
ようやく吸い上げを確認しました。
で、無事エンジンも始動。
最初は調子悪そうに動いてましたが、だんだんと安定してきました。
ただ、アイドリングの適正な位置がだいぶ変わったので、やはりピストンリング交換には何かしらの影響があった模様。
壊れなければ良いのだけど...
おしまい