イチジクの袋栽培を開始
イチジクの袋栽培を開始しました。
まず、袋栽培って何ですか? ってことになりますよね。
前提として、
私、来年に向けてイチジクの枝を集めて挿し木で増やしています。
イチジクは来年以降、ケイズファームの目玉の1つになる予定です。
挿し木ってこんな感じ↓
イチジクは比較的挿し木が成功しやすい植物で、このようにカットした枝を適当に土に挿して放置しておくと根が出たりします、もちろん失敗したりもします。
成功率を少しでもアップさせたい、ということで色々な方法があります。
地域的にもうかなり寒いので、外に放置というのは良くない。このイチジク自体がそれほど寒さに強くないのと、発根には20度前後が必要と言われている。
屋内で出来る方法を試したいが、擬似ハウス的な大きいコンテナを使い、温度をかせぐために白熱灯をつけるようなことは避けたい。
そこで、ハーブの出荷用のプラ袋に枝を植えて、更に上から大きなビニール袋を被せて温度をかせぐことに。
つまりこういう感じ↓
この上にガバッと大きい袋を被せてしまいます。
枝の方はどうなっているかというと、簡単に言えばプラ袋に土を入れ、枝を挿すだけ。
これで枝の管理が楽になります、なによりポットよりキレイです。
腐った枝などを隔離したり、成長具合を見て温度調整をしたり。なんなら袋の上側を縛って土がこぼれないようにして、横に寝かせて積んでいくなんてことも出来ます、まぁそこまで量がないのでしませんが。
とにかく切った枝を腐らせないことと、発根させることが大事。
枝を菌から守るため、枝をタワシで洗ったり石鹸で洗う人もいるそうな。
土は固すぎてはダメ。適度に空気を含ませられ、保水性があるものが必要。
用土を買うのもなんだし、畑の土に石灰を振り酸度調整、たくさんモミガラを混ぜこんでみました。なんてったってモミガラはタダでもらえますから。↓
で、数日に一度、霧吹きで水分補給してあげて、2、3週間経つと...↓
みょーん、と発根しているのがわかります。
これくらいの根はモロいのでまだ油断は出来ません、気になるからってあまりほじくったりしないように。
この方法は気に入りました、なんせ低価格。
現在50本くらい確保できていますので来年の準備としては上々。
ただいずれは露地植えをしないといけない、この地域の寒さで冬越しが出来るのかがカギです。
現在、先発隊を10本ほど植えてあり、幹には石灰を溶いたモノをハケで塗り冷害対策、根元にはモミガラをしいて保温してあります。これで冬越しが可能か確認です。
実はイチジクはめちゃくちゃ種類があって、日本ではあまり認知されていないだけなんですよね(日本では育たない品種も沢山あるので)。
そして日本で有名なイチジク、「ドーフィン」はそれほど評価の高い品種ではないそうな。
日本でも育つ珍しいイチジクを確保するのが来年の目標です。
おしまい。