屋根の瓦が大雪で破損、修理。
タイトルそのままです。
年末に結構雪が積もって、気づいたら屋根が破損していました。
去年は台風・大雨と色々あったので、地域でも屋根をブルーシートで覆っている家が目立ちます。
しばらくは古民家でもシートをかけて水分が染み込まないようにしていました。
土が露出していると一気に廃屋感が出てしまい、なんとも悲しい見た目に。
不幸中の幸いで、貴重な冠瓦は雪の上に落ちていて無事でした。
仕方ないので、登って直すことに。やれやれ。
↑ 酷いもんです。
屋根から見た景色は中々。
さて、破損箇所は屋根の角で平面ではなく、どうなっているのか謎。
構造を理解するために、瓦をめくって調べてみた。
粘土質の土を盛り、その両端に電車のレールみたいに細い角材を2本配置。
その上に長方形の瓦を並べる、隣同士を針金で結んで固定する。
それを上に3段積み重ねて、その都度、粘土でサンドイッチ。
最後に冠瓦、さっき言ってた貴重な瓦、この半筒状の瓦を並べる。これも下から針金を回して固定。
こんな感じで重ねて ↓
半筒状の瓦を乗せる ↓ 筒の中にも盛り土して密着させる。
しかし、土台の盛り土がもう粘土っぽさをなくして、サラサラな土に変わっていました。だから雨が降ったらバラバラと流れでてしまうのですね。
ホームセンターで簡易セメントを買ってきて、土台の外側を補強。
固めのセメントを手で団子状にして、土台に直接塗りこみましたが…
どんな見た目に仕上がるやら。あと何回か補強作業が必要になりそうです。
しかも仕上げ中に雨の気配が。
急いで拭き掃除して、またブルーシートをかけて撤収しました。
ここの他にも、2箇所瓦がなくなっており、屋根板が露出していたので早めに直せて良かったです。とはいえ屋根板はずいぶんと濡れてしまっていたので、心配といえば心配。
屋根のトラブルは絶対放置してはいけません。
水が屋根板に入るとどんどん木が悪くなり、雨漏りや、板の腐りに繋がります。
とはいえ、瓦の屋根はゴム足袋を履いていてもすべりやすいので危険です。
業者に任せ、自分では登らないでくださいね。
おしまい