ケイズファームの日記

京都市の里山暮らし

屋根の瓦が大雪で破損、修理。

タイトルそのままです。

年末に結構雪が積もって、気づいたら屋根が破損していました。

f:id:keisfarm:20190113163804j:plain

去年は台風・大雨と色々あったので、地域でも屋根をブルーシートで覆っている家が目立ちます。

 

しばらくは古民家でもシートをかけて水分が染み込まないようにしていました。

f:id:keisfarm:20190113163803j:plain

土が露出していると一気に廃屋感が出てしまい、なんとも悲しい見た目に。

 

不幸中の幸いで、貴重な冠瓦は雪の上に落ちていて無事でした。

仕方ないので、登って直すことに。やれやれ。 

f:id:keisfarm:20190113163820j:plain

↑ 酷いもんです。

 

屋根から見た景色は中々。

f:id:keisfarm:20190113163824j:plain

 

さて、破損箇所は屋根の角で平面ではなく、どうなっているのか謎。

構造を理解するために、瓦をめくって調べてみた。

 

粘土質の土を盛り、その両端に電車のレールみたいに細い角材を2本配置。

その上に長方形の瓦を並べる、隣同士を針金で結んで固定する。

それを上に3段積み重ねて、その都度、粘土でサンドイッチ。

最後に冠瓦、さっき言ってた貴重な瓦、この半筒状の瓦を並べる。これも下から針金を回して固定。

 

こんな感じで重ねて ↓

f:id:keisfarm:20190113163825j:plain

 

半筒状の瓦を乗せる ↓ 筒の中にも盛り土して密着させる。

f:id:keisfarm:20190113163836j:plain

 

しかし、土台の盛り土がもう粘土っぽさをなくして、サラサラな土に変わっていました。だから雨が降ったらバラバラと流れでてしまうのですね。

 

ホームセンターで簡易セメントを買ってきて、土台の外側を補強。

固めのセメントを手で団子状にして、土台に直接塗りこみましたが…

どんな見た目に仕上がるやら。あと何回か補強作業が必要になりそうです。

 

しかも仕上げ中に雨の気配が。

急いで拭き掃除して、またブルーシートをかけて撤収しました。

 

ここの他にも、2箇所瓦がなくなっており、屋根板が露出していたので早めに直せて良かったです。とはいえ屋根板はずいぶんと濡れてしまっていたので、心配といえば心配。

 

屋根のトラブルは絶対放置してはいけません。

水が屋根板に入るとどんどん木が悪くなり、雨漏りや、板の腐りに繋がります。

とはいえ、瓦の屋根はゴム足袋を履いていてもすべりやすいので危険です。

業者に任せ、自分では登らないでくださいね。

 

おしまい